皆様おはこんばんにちは。
最近突然寒くなりましたね。夏から一気に冬になった様な感覚で、観念してクローゼットからコートを持ち出してきました。
さて、前回の記事に書いた通り先日は白黒リアニで晴れモダンに参加してきました。
そして先週はその結果を踏まえてデッキを調整していたので、その話を記事にしたいと思います。
※尚先に言っちゃうと、今回は失敗談です。
前回の反省
前回は白黒リアニwith石鍛冶を使いましたが、その中で良かった点と悩ましい点がありました。
まず良かった点としては《残虐の執政官》がとても強かった事。
Cipに加えて殴る度にアドを稼ぎまくるので、アドを稼ぐ事が好きな私にとってお気に入りの一枚となりました。
また伝説でないので複数並べられるのもグッドポイント。前回は2枚採用でしたが、可能なら3枚に増量したいと思いました。
一方でちょっと気になったのがマリガンの多さ。
コンボデッキだから回数が多めになるのはその通りなのですが、冷静に考えると石鍛冶パッケージも一緒に入れているのが理由の一つではあるなと思いました。
2ターン目石鍛冶からの3ターン目カルドラは決まれば非常に強いのですが、カルドラ自体は初手で来てほしくない1枚(後殴打頭蓋も)。
実際大会の時は往々にしてこういう初手が来る事がありました。
・カルドラの完成体
・儚い存在
・残虐の執政官
・潮の虚ろの漕ぎ手
・土地3枚
この実質ダブマリハンドが多い事よ。
残虐の執政官は捨てる手段があれば問題無いのですが、装備品はリアニできない以上そういう訳にもいきません。
《影の処刑者、ダッコン》を採用すれば装備品もリアニできますがちょっと悠長ですし、その為に青を足すなら素直に《時を解す者、テフェリー》を入れた方が強そうです。
なのでそこら辺を加味して、一度石鍛冶パッケージを抜いてみる事にしました。
デッキを改造(改悪)してみる
という事で今回はリアニ軸を残してデッキを調整することに。
モダンでリアニとなると、今はテフェリーと《信仰の繕い》を入れたコントロールチックなエスパーリアニが主流です。
しかし私は専らの天の邪鬼体質。
今回はエスパーではなく別のカラーで組むことにしました。
そこで私が選んだのがアブザンカラー。
素出し可能かつリアニしても強い《包囲サイ》というパワーカードと、墓地肥やしである《サテュロスの道探し》や《忌まわしい回収》を使えます。
特にサイとサテュロスはCip持ちなので、儚い存在ともシナジーを形成するのも高ポイントだと感じました。
また緑を足すことでサイドボードに《罪+罰》が採用可能に。
《罰》は1枚でサーガと構築物トークン両方を潰せるカードであり、ハンマータイムの様な軽いデッキ相手にも活躍が期待できます。
「これらの要素が合わさればもっとデッキのパワーが高くなるやろ!」と信じて疑わなかった私は、早速下の様なデッキを組みました。
<デッキリスト(メインのみ)>
4 湿地の干潟
4 新緑の地下墓地
2 吹きさらしの荒野
2 神無き祭殿
2 寺院の庭
1 草むした墓
1 インダサのトライオーム
3 秘密の中庭
1 森
1 平地
1 沼 クリーチャー17
3 残虐の執政官
1 灰燼の乗り手
3 包囲サイ
3 サテュロスの道探し
3 不吉な儀式の僧侶
4 悲嘆 その他スペル21
4 頑強
4 無名の墓
1 掘葬の儀式
4 虹色の終焉
4 儚い存在
4 忌まわしい回収
墓地肥やしを増やしたので釣り先である残虐の執政官を3枚に増量。
また3色になったので除去として虹色の終焉を採用しました。
「これで次の大会は勝つる!」と思い、早速一人回しをしてみる事に。
しかしその結果…
び、微妙。。。
はい、回してみたらとんでもなく微妙でした。
理論上は強いデッキですし、勿論その期待していたムーブができれば非常に強い動きができます。
ただ悲しいかな、理論はあくまで理論。
実際は以下のような事が多発しました。
自分がイメージしていた動き
・緑の墓地肥やしでアドを稼ぎつつ釣り先を落とせる。
・リアニルートが取れなくてもサイ素出しからのブリンクルートが考えられる。
実際の挙動
・墓地肥やしで無名の墓や頑強といったハンドに欲しいパーツが落ちる。後サテュロスをブリンクしても結局地主にしかならない。
・今のモダンで4ターン目サイは冗長過ぎる。
・ハンドの釣り先を処理できるカードが不在の為、引いたら詰む。手札を捨てるカードを入れようにも墓地肥やしを入れた都合で枠がない。
・3色なので当然ながら2色の時より色事故する。
…いやー、これはやらかしましたね(白目
墓地肥やしで掘り進めれば途中で落ちるやろ!と思っていたのですが、そうならないのが現実です。
そもそも冷静に考えると、リアニって落ちて嬉しいカードの枚数はそんなに多くないのですよね。
同じ墓地利用でもクラブヴァインとかは上記の様な落ちて嬉しいカードがかなり入っています。
だから《面晶体のカニ》や《サテュロスの道探し》の様な墓地肥やしが輝く訳でして、それをリアニに当て嵌めようとしたのがアカンポイントでした。
勿論昔はアブザンカラーのリアニが結果を残した事もあるのですが、基本的にクリーチャーは素出し圏内のマナ域で収まっており、釣竿はフラッシュバックがある《掘葬の儀式》オンリー。
その構成自体は作れるのですが、今のモダンで《掘葬の儀式》を釣り竿のメインに据えるのはマナ的に厳しいものがあります。(後素出し圏内のクリーチャーでまとめると執政官が入らない…)
そしてそれらのカードを優先した結果、手札の釣り先を処理できるカードが無いのは本当駄目でした。
この記事の最初で「手札から墓地に送れるから、釣り先は完成体よりも手札に来て何とかなる」みたいな事を書いていたのに、こうなるとカルドラの完成体よりも手札に来て困る子になってしまいます。
と、いう事情によりこのデッキは《罪+罰》以外のサイドを考えることなくそのままお蔵入りとなりました。悲しいね…
そんな悲しみをよそに、次の参加予定の大会まで後一週間。
通販でカードを注文する事も考えると月曜にはデッキの方針を決めないといけません。
ただ幸いな事に今回はもう一つ試してみたいアイディアがあり、そっちのコンセプトを用いてデッキを作成し大会に持ち込む事にしました。
そちらのデッキの詳細と大会の結果に関しては次の記事で記載致します。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
この記事が読んでくださった方の一助になれば幸いです。
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