【新スタンダード】デッキ調整録【その3】

MTG

皆様おはこんばんにちは。

最近は仕事が山積みなのですが、現実逃避してMTGアリーナでスタンダードのデッキ調整を行っております。

 

https://mtgmelee.com/Tournament/View/7639

 

さて、先日マジックアリーナ上で行われたHooglandia Standard Openの大会にて、《レンと七番》《エシカの戦車》パッケージを採用したChristopher Williams氏のセレズニアランプが10勝1敗と言う好成績で優勝しました。

で、直ぐにリストを見たのですがこれが中々素晴らしいデッキでした。

 

デッキリスト
土地:21枚
6《森/Forest》
5《平地/Plains》
4《枝重なる小道/Branchloft Pathway》
4《草茂る農地/Overgrown Farmland》
1《フロスト・ドラゴンの洞窟/Cave of the Frost Dragon》
1《ハイドラの巣/Lair of the Hydra》

クリーチャー:21枚
4《ムラーサの根食獣/Murasa Rootgrazer》
4《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
4《鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth》
3《裕福な亭主/Prosperous Innkeeper》
3《絡みつく花面晶体/Tangled Florahedron》
3《硬鎧の大群/Scute Swarm》

その他の呪文:18枚
4《レンと七番/Wrenn and Seven》
4《エシカの戦車/Esika’s Chariot》
4《エメリアの呼び声/Emeria’s Call》
3《現地調査/Field Trip》
3《収穫祭の襲撃/Storm the Festival》

サイドボード:15枚
3《絡み罠/Tangletrap》
3《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy》
2《ポータブル・ホール/Portable Hole》
2《マスコット展示会/Mascot Exhibition》
2《粗暴な聖戦士/Brutal Cathar》
1《環境科学/Environmental Sciences》
1《記憶留出法/Reduce to Memory》
1《封印突破法/Containment Breach》

土地は《絡みつく花面晶体》《エメリアの呼び声》を含めて28枚。

 

 

2マナにマナや土地を増やすカードを沢山採用し、早いターンで4マナ以上の脅威を叩きつける構成となっています。

《ムラーサの根食獣》は今まで環境で見ていなかったのですが、2マナ2/3警戒と、この手の追加の土地を追加で置けるクリーチャーの中では単体でもかなり良いスペックをしております。

 

4マナ以上のカードはどれも強力ですが、特に脅威なのが《収穫祭の襲撃》

最初見た時は《集合した中隊》を調整した感じと思っていたのですが、中隊と違って《レンと七番》《エシカの戦車》といったクリーチャー以外のカードも踏み倒す事ができます。

フラッシュバックは10マナと重いですが、このデッキでは中~長期戦になるとそれくらいの土地が並ぶので結構撃てたりします。

これ自体は大ぶりなソーサリーなので打消しで消しやすいのですが、フラッシュバックがあり、かつこれ以外にも脅威が多い為撃ち漏らしてしまう事も多そうです。

 

そしてセレズニアカラーにする一番のメリットは《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》の存在。

 

 

最近は《黄金架のドラゴン》を筆頭に宝物トークンを出すカードが多いですが、ヤシャーンが居れば宝物トークンの使用を禁止する事ができます。

また《イマースタームの捕食者》の様なサクリ系カードにも劇的に刺さるので、環境に居るラクドスサクリファイスの様なデッキにも効果覿面。

《森》《平地》をサーチする能力もデッキにフィットしており、マナクリ経由で3ターン目に出せれば盤面を優位に持っていく事ができる一枚です。

 

除去枠ですが、白はメインに《スカイクレイブの亡霊》、サイドに《ポータブル・ホール》《粗暴な聖戦士》が採用されています。

《ポータブル・ホール》は2マナ以下ですがトークンにも対応できるため、アグロだけでなくミラーで相手のレン7のツリーフォークを追放したりと、思った以上に幅広く使う事ができます。

《粗暴な聖戦士》は亡霊と違い場から離れると追放したカードがそのまま戻ってきますが、5マナ以上のクリーチャーやトークンにも対応できるのが魅力的。

裏面になればクロック面でも期待できますし、そこからまた表面になれば更に相手のクリーチャーを追放する事ができます。

元々自分は除去が欲しくて黒を採用していたのですが、白がここまで除去豊富になっていたのを完全に見落としておりました…めっちゃ充実しとりますやん…

 

 

緑の除去枠として良いな~と思ったチョイスがサイドの《絡み罠》

飛行クリーチャーに5点飛ばすので《砂漠滅ぼし、イムリス》までのサイズのドラゴンを落とせますし、ファクトを破壊する事ができます。

 

他にサイドで気になったのは《傑士の神、レーデイン》の存在。

ミラーだとヤシャーン以外の4マナ以上のカードに効果があり、戦車6マナ、レン7は7マナ、《収穫祭の襲撃》に至っては素撃ち8マナと相手のテンポを相当遅らせる事ができます。

また氷雪カードを多く採用しているイゼットドラゴン相手にも、除去されなければタップイン地獄を引き起こさせる良いサイドカードとなっております。

 

 

そんな訳で数々の好みの要素が入っていたこのセレズニアランプ、私もその強さを試してみようと思い手持ちのカードで組んで回してみる事にしました。

回した感想としてはやはりパワーが高く、ブン回れば一方的なゲームに持ち込む事が可能ですし、採用している除去の対象が広い事もあり、腐るカードが少ないというのが魅力的でした。

ただ一方で個人的にちょっと気になるなー…という点も存在しました。

 

1つ目は《裕福な亭主》に関してです。

宝物トークンを生成しつつ、他のクリーチャーが出たらライフゲインをするという器用なカードですが、どうにも宝物トークンがヤシャーンと相性が悪いのが気になりました。

2ターン目《裕福な亭主》からその宝物トークンを使ってヤシャーンを出せば無駄なく使えるのですが、ミラーの場合先攻の相手に先にヤシャーンを出されると3ターン目に4マナのアクションが取れない状況がありました。

ミラーの場合後攻が3ターン目に4マナアクションを取れないのは中々に致命的なので、ライフゲインの恩恵を差っ引いても他のカードにしたいなーと感じました。

 

もう一つは《現地調査》に関して。

土地を伸ばしつつ履修でサイドから講義カードを引っ張ってこれるカードですが、このデッキでは2→4マナのジャンプアップをしたい事が多く、3マナのこのカードは序盤に撃つタイミングが無い時があったりします。

サイドから《マスコット展示会》をサーチできるので後半に引いても腐らないというのは大きいですが、やはりランプ呪文は序盤に土地を伸ばすのが一番のお仕事。

その為ここもちょっと自分好みのカードを変更してみる事にしました。

 

 

他にも色々と自分好みに直した結果、以下の様なデッキになりました。

 

デッキリスト
土地:22枚
6《森/Forest》
6《平地/Plains》
4《枝重なる小道/Branchloft Pathway》
4《草茂る農地/Overgrown Farmland》
2《ハイドラの巣/Lair of the Hydra》

クリーチャー:13枚
2《粗暴な聖戦士/Brutal Cathar》
4《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
3《鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth》
4《絡みつく花面晶体/Tangled Florahedron》

その他の呪文:25枚
2《フェリダーの撤退/Felidar Retreat》
2《ポータブル・ホール/Portable Hole》
4《創発的配列/Emergent Sequence》
4《レンと七番/Wrenn and Seven》
3《エシカの戦車/Esika’s Chariot》
4《エメリアの呼び声/Emeria’s Call》
4《運命的不在/Fateful Absence》
2《収穫祭の襲撃/Storm the Festival》

サイドボード:15枚
2《絡み罠/Tangletrap》
3《傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthy》
2《自然への回帰/Return to Nature》
2《パラディン・クラス/Paladin Class》
2《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
2《蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil》
2《仮初めの時間/Borrowed Time》

 

2マナ→4マナに伸ばすのに今回採用したのは《創発的配列》

土地をサーチして出せるので、レン7のツリーフォークのサイズアップや《フェリダーの撤退》の誘発に貢献してくれます。

クリーチャーなので宝物トークンより除去される可能性は高いですが、メリットとデメリットを比較してこちらを採用した形になります。

 

また環境的にクリーチャー主体のデッキが多く、コントロールが少ないと感じたので追加の除去として《運命的不在》を採用しました。

デメリットとして手がかりトークンを与えますが、ヤシャーンが居れば実質ノーリスクの除去として機能します。プレインズウォーカーにも効くので腐る事が少ないのも良いですね。

 

また今回のリストでは《硬鎧の大群》の代わりに《フェリダーの撤退》を採用しています。

《硬鎧の大群》より破壊されにくく、かつ全体+1/+1カウンターと警戒付与がデッキと噛み合っている事からお試しで入れてみようとなりました。

実際回していて強いカードなのですが、《エシカの戦車》及びヤシャーンと同じ4マナ域の為、今後置物破壊が増えるのなら見直す必要がありそうです。

 

サイド含め細かい枚数は要調整ですが、回してみてかなり安定感があるな~とはかなり感じております。回ればどんなデッキ相手でも立ち回れるというのは良いですよね。

 

ただミラーに関しては場に出た時点でアドを取るカードが多い為、除去ではなく打消しかハンデスが欲しいという時が結構ありました。

ですので今後の自分デッキの調整ですが、t青のバント型ランプ、もしくはt黒のアブザン型ランプを組めるか試してみようと思います。

こちら形になれば改めて記事に上げたいですね…!

 

 

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

この記事が読んでくださった方の一助になれば幸いです。

 

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