【中小企業診断士】一次試験振り返り【試験勉強】

中小企業診断士

皆様おはこんばんにちは。

最近転職活動を開始したり、中小企業診断士の一次試験があったりでごたごたしていた結果、ブログの更新がほとんど無く今を迎えてしまいました。

9月までに落ち着くと嬉しいのですが。。。

 

さて、上記でも書いた通り、今月の5日、6日に中小企業診断士の一次試験があり、私も受験してきました。

本記事では一次試験に受験した際の振り返りをしていきたいと思います。

 

中小企業診断士 一次試験振り返り

一日目…試験前

試験しかり大会しかり、第0回戦は早く起きて時間までに会場に行くところからスタートです。

ここに負けてしまうと悔やんでも悔やみきれません。しっかりと目覚ましはセットし、予定通りに起床・出発しました。

 

自分は東京地区で申請していたので、今回の試験会場は千葉商科大学となりました。東京とは…?

始めて行く場所なので、電車で松戸駅に向かって、そこからバスで向かうことに。

バスで渋滞があると怖かったのである程度時間に余裕を持たせていましたが、そういったことも無く早めに到着しました。

 

千葉商科大学の周辺は和光女子大学や国府台公園があり、全体的に木々が多い印象を受けました。

夜にはカブトムシやクワガタが採れそうで、子供心をくすぐられましたね…

 

教室に着いてからは自分が普段プレイしているソシャゲのデイリーミッションを消化。

周囲は直前まで勉強をしている方が多かったのですが、自分は「直前に問題を見ても脳内に定着しない + 大体そういう箇所に限って出題されない」という考えを昔から持っているので、直前の時間は勉強を全くせずに経済学の時間を迎えました。

 

一日目…経済学/経済政策

全体的には今までの過去問より難しい印象を受けました。

 

初手はまさかのジニ係数からの出題。

ジニ係数はLECの過去問で一度やった経験しかなかったのですが、知らなくてもグラフから読み解ける問題でした。

経済学の最初の2問はグラフ問題で自分は切る想定をしていたので、ここを拾うことができたのは大きかったですね。

 

その後ですが所得解説や45度線問題は問題なく記載できたものの、古典の派理論や財政金融政策で苦戦。

また今回は正誤の組み合わせを問われる問題がかなり多く、内容も細かったところから自信を持てる回答を記載することができませんでした。

 

今回特に難解だと感じたのは問19。

パッと見た時点で即切ることを決定しました(白目

 

絶対優位やゲーム理論といった簡単なところはしっかりと回答したものの、自信が無いまま終了時間を迎えました。

マンデル=フレミングモデルが出なかったのは予想外でしたな…

 

一日目…財務/会計

ツイッターでも話題になっていましたが、出題の方向性がガラッと変わりました。

 

まず計算問題が今までより少なくなり、知識を問われる問題が増加。

知識問題が簡単なら問題なかったのですが、全体的に難しかったのですよね…サステナブル成長率は勉強してませんでした(白目

 

一方で計算問題は比較的計算しやすく、内容も考えれば解くことができるものが多かった印象でした。

とはいえ知識問題のことを踏まえると全体としてはあまりできた印象を受けず、そのまま時間を迎えましたね…いとつらし(白目

 

一日目…企業経営理論

個人的に一番得点源にしたい箇所…のはずでしたが、結論から言うと一番自信が持てない科目になってしまいました。

 

問題が難しかったというのもありますが、一番の要因は非常に曖昧な選択肢が多くて絞りきれないということ。

例えば以下の問題なのですが…

 

■中小企業診断士 企業経営理論 令和4年 第19
・組織均衡を維持するのに必要な資源と、実際にその組織が保有している資源の差を組織スラックという。組織スラックに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア:好況時には、組織スラックを増やすことを通じて、組織参加者の満足水準が上がることを抑制できる

イ:組織スラックが存在しない場合、革新案を探索する際にリスク志向的になる。

ウ:組織スラックが存在すると、部門間のコンフリクトが激化する。

エ:組織スラックは組織革新を遂行するための資源とはならないが、環境変化の影響を吸収するバッファーとしての役割を持つ

オ:不況時には、組織スラックを組織参加者に放出することによって、短期的に参加者の満足水準を低下させることができる。

 

組織スラックに関する問題で、イ・ウ・エに関してはすぐに間違いだと分かりました。

ただ問題なのはアとオの違い。好況時に組織スラックを増やすことが正しいのか、はたまた不況時に組織スラックを組織参加者に放出するのが正なのかの判断がとても怪しいという(白目

ここは悩んだ結果「短期的に参加水準を低下させるは怪しいだろう」という事でアを選んで正解しましたが、どちらにせよ絞り込むことができませんでした。(もっと組織スラックに関して深く学んでいたら絞り込めたかとは思うのですが…)

 

他にも絞り込みづらい問題が多く(個体群生態学やチャネルなど)、試験直後の体感としては得点源どころか60点ラインも怪しいという印象でした。

 

一日目…運営管理 + 帰り

一日目四科目の中で、一番オーソドックスな感じがしました。(得点できたかはさておいて)

 

問18の設備総合効率の問題は中々に計算が大変でしたが、個人的に解いていて楽しかった問題ですね。

また、最後の仮名加工情報の問題は全く学んでいなかった箇所だったので面食らいましたが、点を拾うことができました。

 

他にやらかしかけた問題が問24の都市計画法・建築基準法の問題で、アの近隣商業地域に100平方メートルの料理店を出店できるかどうかで、面積だけ見て「これ合ってるんじゃね…?」と思い込んでしまっていました。(※建築基準法により、キャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホール等のお店は近隣商業地域で制限。)幸いにも正解のエの選択肢を選ぶことができたのは幸いでした。

 

そんなこんなで一日目が終了。

そこからバスで帰ろうと思ったのですが、受験者が同じタイミングで一気に帰ることによりバス停が凄い長蛇の列に(あたり前田のクラッカー)。

渋滞気味だったこともあり、健康のためにも初日は一時間近くかけて駅まで歩いて帰ることにしました。

 

その後各資格校の速報から一日目の科目の採点をしたのですが、経済学が60点ラインに乗っていそうという朗報と企業経営理論と運営管理が60点怪しいという悲報があり、この時点で「よし、暗記科目頑張って来年に繋げるか!」という思いになっていました。

かつてのセンター試験(現大学入学共通テスト)でもそうでしたが、基本的に日程が二日間ある試験において二日目が終わる前に一日目の採点をしてはいけませんね。大体心が折れます(白目

 

二日目…試験前 + 経営法務

二日目も一日目とほぼ同じ時間に会場に到着。

一日目が早めに到着したのでもう少し遅らせても大丈夫だったのですが、遅刻を恐れるチキン故に早めに出向いてしまいました。

 

正直二日目は苦手な科目が多い(経営法務と中小企業経営)があるため、正直経営情報システムが60超えると良いなくらいのノリでした。

 

ただここで予想外なことがあり、今年の経営法務が思っていたより易化。

会社法・知的財産権共に回答しやすい問題が多く、毎年2問ある英文問題も1問は独禁法を知っていれば正答できる初歩的な問題でした。相続もかなり基本的な家系図での出題で取り組みやすかったです。(相続問題でよくある、内縁の子が出るパターンでなくて良かったです…)

まあ苦手な民法3問はさっぱりだったのですが、それを加味しても良い手応えを感じることができました。

 

二日目…経営情報システム

本業に一番関わっている科目であり、企業経営理論と同じく得点源としたかった科目です。

しかしその思いを打ち砕くかの様に問題がマニアック化。

初手のLAN規格とBluetoothの問題から始まり、機械学習の手法、データベースの関する記述の正誤問題、統計的仮説検証などの掘り下げた問題が多く出題されました。テスト関連の問題は何処?

 

またDXやブロックチェーンなど、ここ数年においてホットな話題に関する出題もあり、財務会計とは別ベクトルで出題の方向性が変わったな〜という実感を受けました。

 

試験終了時の感想としては、60点は越えたと思うけど高得点は厳しいという印象でした。

 

二日目…中小企業経営/政策 + 帰り

約束された絶望(白目

 

正直な話難易度としては異様に高くはなかったとは思います。

ただ他の科目と比べてあまりにも勉強をしていなかった…!(反省

中小企業政策の方は過去問をやっていたのである程度は抑えていたのですが、中小企業経営は毎年の「中小企業白書」から出題される時事問題が中心。

なので中小企業白書は直前に読もうと思っていたのですが、転職活動とか諸々の影響で読む時間 + 覚える時間が無くなってました(白目

ここはまあ酷かったですね・・・

 

そんなこんなで全科目が終了。

帰りですが、昨日の反省を踏まえて一つ前のバス停まで移動してそこから乗ることで、バスに乗れない問題を解決することができました。

 

採点結果

一次試験が終わった翌日の月曜日。

中小企業診断協会より、一次試験の解答が出たので採点を行いました。

その結果…

経済学…60点
財務会計…56点
企業経営理論…73点
運営管理…63点
経営法務…68点
経営情報システム…64点
中小企業経営/政策…44点
総合点…428点

 

…おお?

ギリギリ通った…!?

 

ということでマークミスが無ければ一次試験の点数に到達しておりました。圧倒的僥倖…!!

中小企業診断士の一次試験は総合点420点を取っていることと、各科目39点以下がないことが合格の条件なのでどちらもギリギリ越えた計算になります。中小企業経営よく足切り喰らいませんでしたね…

 

想定外だったのは企業経営理論が70点越えていたこと。自信がない回答が多かったのですが、その箇所がかなり正解していたのが大きかったです。

一方で経営情報システムはギリギリ60点越えていたレベルという。。。本業がSEなのに、この点数でええんか、私…?

元々は経営企業理論と経営情報システムで点数を稼いで、苦手な経営法務と中小企業経営の箇所を穴埋めするというプランだったのですが、経営情報システムがこの点数だと本来はこのプラン崩壊してたのですよね。経営法務の易化に救われました。。。

 

欲を言えばもう少し点数が欲しかったのですが、一次試験の勉強時間が250〜300時間程度と考えるとこの勉強時間で合格ラインに到達できたのは非常に良い結果だと思いました。

合否結果自体は9月での発表となりますが、これから二次試験の勉強に移りたいと思います。

二次は記述で内容も更に難しいので、もっと頑張らないといいけませんね…

 

以上、中小企業診断士一次試験に関する振り返り記事でした。

この記事が読んでくださった方の一助になれば幸いです。

 

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