皆様おはこんばんにちは。
6月に入って1週間が経ちますが、天気がようやく落ち着いてきた気がします。
その結果部屋の中が凄い暑くて困るという…熱中症には気を付けないといけないですね。

さて、今までモダホラ2の影響を受けたデッキをモダン・レガシー・ヴィンテージの3フォーマットで紹介しました。
記事を書いてきてやはりモダホラ2の影響はでかいですなぁ…と思っていたのですが、これらのフォーマットと同じかそれ以上にモダホラ2の影響を受けたフォーマットがありました。
それがパウパーフォーマットになります。
パウパーで登場・強化したデッキ
リスストーム
まず紹介するデッキは『リスストーム』です。

こちらはパウパーチャレンジでトップ8に入ったKirblinxyさんのリストになります。
このデッキのキーカードはモダホラ2で登場した《騒鳴の嵐》。
そのターン中に唱えた呪文の数だけ1/1のリストークンを生み出すストーム呪文です。
パウパー環境でストーム呪文がアカン事は上の禁止されているメンバーが証明済ですが、この《騒鳴の嵐》もまた悪さしかしません。
今までのストームデッキ宜しく《炎の儀式》や《魔力変》、《煮えたぎる歌》等でマナ加速しつつストームを稼ぎ、そこから《騒鳴の嵐》をキャストして大量のリストークンを生成します。
《授業初日》は《騒鳴の嵐》と非常に相性の良いカードで、前もって唱えておく事でリストークンが2/2速攻になって場に出てきます。
これによりキルターンが早く事もさながら、《電謀》の超過で落ちなくなるというのが非常に大きいですね。
また《授業初日》は履修でサイドから《環境科学》等の講義カードをサーチして、ストームを追加で稼ぐという役割も担っています。
3ターンキルも狙える強力なデッキであり、トロンの様な速度が遅くストーム対策がし辛いデッキは環境から駆逐されるという状況になっています。
またデッキによっては後続に繋ぐための《電位式リレー》を採用している物も。
やはりストームは恐ろしいキーワード能力だなと実感しますね。。。
親和
リスストームの登場だけでも大幅に変わった環境ですが、そこに更にメタ上位に食い込んだデッキがあります。
それが『親和』です。

リストはパウパーチャレンジで準優勝したHamudaさんのもので、グリクシスカラーで構成されています。
元から親和はパウパー環境に存在したデッキでしたが、モダホラ2で《マイアの処罰者》の上位的存在ともいえる《滞留者の相棒》と、各種多色アーティファクトランドが来た事により大幅に強化されました。
《滞留者の相棒》が加入した事で《マイアの処罰者》と合わせて4/4が8枚体制となり、更に『アーティファクト・土地サイクリング』により土地事故が減少。
また今までは親和相手のファクト破壊が実質土地破壊として機能していたのですが、2色ファクトランドが破壊不能を持っている為にこの戦術も有効ではなくなってしまいました。
グリクシスカラーなのでリスストームに対するカードも数多く採用できる為、現環境においてストームにも戦える強いデッキとして、リスストームと共に大暴れをしています。
ボロスラリー
この様に現れた『リスストーム』と『親和』ですが、最初のパウパーチャレンジで優勝したデッキはそれらのデッキではなく『ボロスラリー』でした。

こちらがチャレンジで優勝したのPunchillenoさんのリストです。
ボロスラリーは元々アドを稼ぐカードが多めでしたが、モダホラ2で2色破壊不能ファクト土地が増えた事により新しいギミックが積めるようになりました。
それが《浄化の野火》と《地操術師の計略》。
これらの呪文を自分の破壊不能土地に撃つ事で土地を伸ばし、更にカードも引く事ができます。
これにより《浄化の野火》が実質1ドロー付きの《不屈の自然》になるという事に。強くありませんこと???
また相手がトロンとかの土地デッキだったら、普通にランデスに使う事ができるのも強い所。
しかし今回のセット、トロンとばっちり過ぎますな…
以上、パウパーでモダホラ2により登場・強化されたデッキの紹介になります。
パウパーではモダホラ2の影響が非常に大きく、現環境はリスストームと親和が台頭し、既存のデッキからこの両方と戦える青黒フェアリーが勢いを増しています。
この環境がどこまで続くかは不明ですが、《騒鳴の嵐》と《電位式リレー》のストーム呪文が果たしてずっと許されるのかと聞かれると怪しさは感じますね。。。
今後メタゲームが動くのかどうかも含め、動向がとても気になる所です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事が読んでくださった方の一助になれば幸いです。
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