【デッキ紹介その6】グルール・アドベンチャー【スタンダード】

MTG

皆様おはこんばんにちは。

本記事はゆるーくMTGのデッキ紹介していく記事となります。

今回は現スタンダード(エルドレインの王権~ゼンディカーの夜明け)で使われているグルール・アドベンチャーの紹介になります。

グルール・アドベンチャーについて

グルール・アドベンチャーはで構成された、上陸効果持ちや出来事カードで序盤からアグレッシブに攻めたてるビートダウンデッキです。

序盤から手札をガンガン使って攻め立てる一方で、出来事カードや《エッジウォールの亭主》《グレートヘンジ》といったカードを採用している為、粘り強く戦う事もできます。

 

サンプルデッキ

(2021/01/10 $5k Kaldheim Championship Qualifier#8 – 準優勝リスト)

土地(21)
4《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》
9《森/Forest》
4《山/Mountain》
4《寓話の小道/Fabled Passage》

クリーチャー(26)
4《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》
4《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
2《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
2《エンバレスの盾割り/Embereth Shieldbreaker》
4《山火事の精霊/Brushfire Elemental》
4《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》
4《カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth》
2《探索する獣/Questing Beast》

呪文(13)
1《アクロス戦争/The Akroan War》

2《怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters’ Advocate》
3《エンバレスの宝剣/Embercleave》
3《グレートヘンジ/The Great Henge》
4《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing》

サイドボード(15)
4《火の予言/Fire Prophecy》
2《萎れ/Wilt》
2《魂焦がし/Soul Sear》
1《灰のフェニックス/Phoenix of Ash》
2《アクロス戦争/The Akroan War》
3《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
1《怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters’ Advocate》

主要なカード達

上陸クリーチャー

[山火事の精霊]

2マナ1/1速攻と普段のサイズは控えめですが、上陸で土地が置かれる度に+2/+2修正を受けるのでコンスタントに土地を置ける状況なら3点クロックを刻むクリーチャーとなります。

《寓話の小道》があれば、小道セットからの起動でパワーが一気に5まで上昇。場に《山火事の精霊》が複数体居れば、それだけで致命的なダメージを叩き込む事ができます。

またパワー2以下のクリーチャーにブロックされない為、小型トークンでのチャンプブロックや、パワー2以下の接死持ちとの相打ちを避けられるのも大きな長所です。

ネックなのは土地を置けないと1/1のままという所。

特に相手に攻められている状況だとそのネックな所がより顕著に表れる為、相手がこちらより攻めっ気の強いデッキだったり、ミラーで相手が先攻だった場合はサイドアウトも選択肢に入れましょう。

 

[カザンドゥのマンモス/カザンドゥの谷]

《山火事の精霊》と同じく土地を置く事で+2/+2修正を受けるクリーチャー。

表面は《山火事の精霊》に比べると上陸以外の効果が無いので若干控えめに見えますが、このカードの長所は土地としても出せる事。

タップインなので置くタイミングは考えないといけませんが、いざという時に土地として置けるのはやはり安心感があります。

また《寓話の小道》と組み合わせればパワーが7まで上昇するので、上手くいけば《グレートヘンジ》を2マナで出す事ができるのも魅力的です。

 

出来事クリーチャー

[エッジウォールの亭主]

毎度おなじみ、アドベンチャーデッキを組むなら絶対入れておけ系亭主。

このデッキも出来事カードが入っているので、このカードが居ればクリーチャーを出しつつ手札アドを稼ぐ事ができます。

場に複数体居る時に出来事クリーチャーを唱えた時にはテンションはもううなぎ登り。

それ故にどうしても除去の的になりやすいですが、それを逆手にこのカードを避雷針代わりにする事も可能です。

 

[砕骨の巨人/恋煩いの野獣/エンバレスの盾割り]

グルール・アドベンチャーに採用されている出来事クリーチャーは主にこの3種。

 

《砕骨の巨人》《恋煩いの野獣》はもはや環境の顔なじみ的存在。

《砕骨の巨人》は相手のクリーチャーを除去した後に4点クロックとなり、《恋煩いの野獣》は素が強い上に《グレートヘンジ》のマナを5つも減らします。

 

《エンバレスの盾割り》は主にミラーでの対戦を見据えたカード。

グルール・アドベンチャー同士での対決は《グレートヘンジ》でアドを稼いだ方が勝者になりやすい為、返しのターンで《グレートヘンジ》を割れる様にメインから採用されています。

他にも《エンバレスの宝剣》《石とぐろの海蛇》といった厄介なアーティファクトを割る事も可能。

もし相手がアーティファクトを使わないデッキの場合は、メインは《エッジウォールの亭主》と組み合わせてドロー要員として運用しましょう。

 

その他のクリーチャー

[探索する獣]

速攻4点パンチが頼れるエルドレインの神話ビースト。

このデッキでは相手の残り少ないライフを削り取ってくれたり、プレインズウォーカーに対して睨みを効かせてくれます。

因みに名前に伝説っぽさは無いですが、伝説のクリーチャーなのでくれぐれも2体目を出さない様にしましょう。

私はやらかしました(白目

 

[漁る軟泥]

安定と信頼の墓地対策。

ディミーアローグ相手にこちらの墓地を掃除したり、ラクドスクロクサ相手に向こうのキーカードを追放したりできます。

その上ライフゲインしつつフィニッシャーにもなれるので、文句のつけ所がありません。

勿論上のデッキ相手にはマスト除去の存在なので、できる限りは効果を起動できるマナを残しつつ出すようにしましょう。

 

[灰のフェニックス/アゴナスの雄牛]

こちらの墓地を肥やしてくるディミーアローグに対して覿面な効果を持つ脱出持ちカード2種。

《アゴナスの雄牛》は手札も補充できるのでコントロール相手にも採用する事ができます。

強力なカードですが、グルール・アドベンチャーはマナベースが緑が濃い目なので若干赤赤が捻出しづらい時があります。

これらのカードをサイドインした時は《寓話の小道》等で積極的に赤マナを持ってくるようにしましょう。

 

呪文

[エンバレスの宝剣]

クリーチャーに+1/+1修正とトランプルと二段攻撃を付ける必殺の装備品。

《恋煩いの野獣》や上陸効果が誘発済みの《山火事の精霊》等に持たせればそれだけで高い打点を叩き出す事ができます。

コンバットトリックとしても使用でき、相手のブロックを見てから付けるクリーチャーを選ぶことができるのが非常に優秀です。

唯一ネックなのが場にクリーチャーが居ないとただの6マナの装備品になる所ですが、その様な状況はそもそも宝剣関係なしに負ける事が多いので、あまり気にはなりません。

 

[グレートヘンジ]

持久戦を制する最強の1枚。

ミラーではこれを維持できた方が勝ち、コントロール相手にはこれ1枚で捲る事もできます。

9マナと重いですが、《恋煩いの野獣》が居れば4マナで出す事ができます。

もしく《山火事の精霊》《カザンドゥのマンモス》の上陸効果が誘発してパワーが上がっている時にも軽いマナで出す事が可能です。

逆に相手に出されたらさっさと割らないと負けなので、返しのターンで《エンバレスの盾割り》等できっちり対処するようにしましょう。

 

[怪物の代言者、ビビアン]

《グレートヘンジ》と同じく持久戦になった際に助けになってくれるカードです。

基本的には+1でトークンを増やしつつ、ライブラリートップからクリーチャーを唱えて盤面のアドバンテージを稼いでいきます。

トークンに乗せるカウンターは相手や状況に応じて変えていきましょう。自分はディミーアローグ相手には到達カウンターを持たせて、困った時は警戒カウンターを持たせるようにしています。

ー2能力は《漁る軟泥》《エッジウォールの亭主》といった軽めのシステムクリーチャーを持ってきたい時や、《山火事の精霊》を走らせれば勝てる!という時に使いましょう。

 

[アクロス戦争]

クリーチャーを多用するデッキ相手に効果が覿面な1枚。

第1章で相手のフィニッシャーを奪いつつ、第2章で攻撃してきた相手のクリーチャーを討ち取ったり、第3章でタップ状態のクリーチャーを一掃したりすることが可能です。

また第2章で相手のクリーチャーは基本全員攻撃してくるので、返しに総攻撃してライフを削り取る事もできます。

グルール・アドベンチャーの長所と短所

グルール・アドベンチャーですが、強力な動きが沢山ある為、どんな相手にもブン回りすれば勝つ目があります。

その為どのデッキともある程度戦えるという汎用性が、グルール・アドベンチャーの大きな長所になります。

 

とはいえキツい相手は居り、緑単フード等の緑単相手にはクリーチャーのサイズで負ける為、厳しい戦いを強いられます。

このマッチでは如何に《アクロス戦争》を上手く使うかが肝になります。

 

もし更に相性を改善したい場合は、ミラーでも使える《オークヘイムの敵対者》を採用するのもアリだと思います。

 

またどうしても仕方がない箇所なのですが、このデッキは色のマナベースがかなりカツカツなのがネックだったりします。

何分2色土地が《岩山被りの小道/樹木被りの小道》しかなく、これも場に出したらどちらか片方のマナしか出ないので、「赤赤が出ねぇ!」とか「色が足りなくて2アクションが起こせねぇ!」といった事がままあります。

 

一応《奔放の神殿》を採用すれば色事故は減るのですが、そうすると今度はタップインが多くなり、グルール・アドベンチャーの強みである「早いターンでのアグレッシブな攻撃」に歯止めがかかる事に。

そのデメリットが相当に大きいので、極力土地はアンタップインで構成したいな…という所があったりも。

その為マリガンチェックでドブンできそうな手札でも、土地を引けないと事故るならしっかりマリガンを選択しましょう。

 

グルール・アドベンチャーを使うのをお薦めしたい人

・早いターンからクリーチャーで攻め立てていきたい人

・様々なデッキ相手に1つのデッキで立ち回っていきたい人

・多少の色事故は許容できる心の広い人

 

この記事が読んでくださった方の一助になれば幸いです。

以上、お読み頂きありがとうございました。

 

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