【デッキ紹介その1】ティムールランプ【スタンダード】

MTG

皆様は「そのデッキの名前はよく聞くけど、実際どんな動きをするんだろう?」と思う時はあるでしょうか?私は結構あります。

本記事はそういった沢山存在するMTGのデッキの中から、ゆる~く紹介していく記事になります。

第1回目は現スタンダード(エルドレインの王権~ゼンディカーの夜明け)で使われているティムールランプを紹介します。

ティムールランプってどんなデッキ?

ティムールランプはのカラー(ティムールカラー)で構成され、序盤にマナ加速呪文で土地を伸ばし、早いターンに高マナ域のカードをプレイする事を目的とするデッキです。

早い内に高マナのフィニッシャーを出す事ができるので、非常に爽快感があります。

ティムールランプは土地を伸ばす事に特化した純正ランプ型と、出来事カードを多数採用したアドベンチャー型の2つのタイプが存在します。

純正ランプ型

サンプルデッキ(2020/11/16 STANDARD CHALLENGE 3位リスト)

土地(23)
4《岩山被りの小道/Cragcrown Pathway》
2《河川滑りの小道/Riverglide Pathway》
4《ケトリアのトライオーム/Ketria Triome》
2《寓話の小道/Fabled Passage》
3《島/Island》
2《山/Mountain》
6《森/Forest》

クリーチャー(4)
4《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》

呪文(33)
4《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
4《発生の根本原理/Genesis Ultimatum》
1《萎れ/Wilt》

4《耕作/Cultivate》
3《移動経路/Migration Path》
1《轟く叱責/Thundering Rebuke》
1《嵐の怒り/Storm’s Wrath》

3《火の予言/Fire Prophecy》
2《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing》
2《乱動への突入/Into the Roil》

4《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》
4《サメ台風/Shark Typhoon》

サイドボード(15)
2《否認/Negate》
3《神秘の論争/Mystical Dispute》

1《轟く叱責/Thundering Rebuke》
1《嵐の怒り/Storm’s Wrath》
1《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》
2《萎れ/Wilt》
3《漁る軟泥/Scavenging Ooze》

2《長老ガーガロス/Elder Gargaroth》

 

アドベンチャー型

サンプルデッキ(2020/11/23 Standard Challenge 2位リスト)

土地(23)
4《岩山被りの小道》
4《河川滑りの小道》
4《ケトリアのトライオーム》
2《寓話の小道》
3《島》
2《山》
4《森》

クリーチャー(24)
4《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
4《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》
4《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
4《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》
4《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
4《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》

呪文(13)
4《発生の根本原理/Genesis Ultimatum》
3《棘平原の危険/Spikefield Hazard》
4《耕作/Cultivate》
2《グレートヘンジ/The Great Henge》

サイドボード(15)
4《神秘の論争/Mystical Dispute》
4《焦熱の竜火/Scorching Dragonfire》
2《アクロス戦争/The Akroan War》
4《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
1《獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer》

 

主要なカード達

マナ加速

ティムールランプは土地を伸ばして高マナ域のカードを「そぉい!!」と叩き付けるのがコンセプトなので、マナ加速呪文は必須です。

主に土地を場に出しつつ次のターン置く土地を確保してくれる《耕作/Cultivate》と、序盤は土地伸ばしに貢献して後半にフィニッシャーとなる《豆の木の巨人/Beanstalk Giant》の2種類が定番です。

他にも場に居れば上陸で爆発的にマナが増える《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》や、土地2枚を場に出しつつ、いざという時はサイクリングも出来る《移動経路/Migration Path》が採用されたりします。(コブラのイラスト素敵ですよね…)

高マナ域のカード

[発生の根本原理/Genesis Ultimatum]

採用される高マナ域のカードは使う方によって様々ですが、絶対に入ってるのはこの《発生の根本原理/Genesis Ultimatum》です。

確実に5枚分のカードが場に出たり手札に来るので、通れば捲れ方次第ではゲームが終わりますし、少なくとも盤面は大きく優位に傾きます。

 

[精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon]

大型PWの代表格で、マイナス能力で不利な盤面を一気にひっくり返す事ができます。追放なので脱出持ちやルールス等のリアニ持ちにも刺さるのが大きいです。

更地なら+2から入って2ターン後に奥義を使う事も可能。いつも思うんですが、何でこの性能で無色8マナなんでしょうと(ry

 

[サメ台風/Shark Typhoon]

クリーチャー以外の呪文を唱えればサメが出るエンチャント。通称シャークネード。

高マナ域のカードが多いランプとの相性は良く、カードの特性上クリーチャーが少なめの純正型のランプに採用される事が多いです。

またサイクリング能力でサメを出せるのも強く、序盤の相手クリーチャーと相打ちを取ったり、相手エンド時に実質打ち消されないクリーチャーとして出したりと、様々な使い方ができます。

 

[峰の恐怖/Terror of the Peaks]

素でも5/4飛行と優秀なスペックですが、やはり本命は他のクリーチャーが出た時にそのクリーチャー分のダメージを飛ばす効果。

根本原理で他のクリーチャーと一緒に場に出ても効果が誘発するので、一緒に出るクリーチャー次第ではそのまま勝つこともあります。そうでなくても序盤にマナ加速で使った豆の木の巨人をぽいっと出すだけで致死級のダメージに。

対象に取られた際にライフを3点要求する能力のおかげで勝つことも結構あったりします。

 

[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]

主に相棒としてサイドから公開される1枚。オボシュを相棒とすると偶数のマナコストのカードが採用できませんが、代わりに峰の恐怖との相性が良く、与えるダメージが2倍になります。

またアドベンチャーの主要カードのマナコストが軒並み奇数なので、アドベンチャー型に無理なく組み込む事が出来ます。

除去

[髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing]

序盤は土地として置く事ができ、終盤では伸ばした大量の土地からX=6以上で唱える事も可能な為、ティムールランプと非常に相性が良い1枚。

ただしオボシュが相棒の時に一緒に使えないのがネックです。

 

[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant]

赤いデッキなら大体入ってる、便利カード。

アグロデッキに対して小型クリーチャーを除去しつつ壁にもなります。

 

他の除去としては手札の入れ替えもできる《火の予言/Fire Prophecy》や、中型クリーチャーからPWまで幅広く対応できる《嵐の怒り/Storm’s Wrath》などが使用されます。

その他

[エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper]

アドベンチャー型だとやはり重要なのが《エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper》です。

このカードが場に居るとただでさえアドを稼ぐ出来事カードが更にアドを稼ぐようになり、伸びたマナから展開していく事ができます。

逆に戦う側からすると場に残ってしまうと大体クリーチャーを大量展開されて圧殺されるので、亭主を直ぐに除去できる様なデッキ構成が求められます。

 

[グレートヘンジ/Edgewall Innkeeper]

アドベンチャー型で採用される強力なアド稼ぎアーティファクト。

3ターン目に《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》を出せれば4ターン目に出す事が可能ですし、ティムールランプなら最悪素出しする事も出来ます。

盤面にこれだけしかなくてもクリーチャーを引ければ連鎖してアドを稼ぐこともでき、そこから捲る事もザラにあります。ウギンのマイナス能力で触りづらい9マナというのも大きなポイントです。

 

[鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir]、[アゴナスの雄牛/Ox of Agonas]

どちらも苦手なディミーアローグデッキの対策カードとして採用されます。

《鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnir》はディミーアローグの《マーフォークの風泥棒/Merfolk Windrobber》《空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thief》を打ち落としたり、攻撃を止める事ができます。

アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》は脱出コストの軽さと墓地のカードを1度に8枚も追放できる事がメリットで、また手札を補充できるので後続を呼び込む事ができます。

得意なデッキ、苦手なデッキ

「土地を伸ばして最速で根本原理をそぉい!!」が理想の動きなので、それを止められず、かつ比較的攻めるのが遅めなヨーリオンの様なボードコントロールやゴルガリミッドレンジの様な中速のミッドレンジ相手には強く出られます。

一方でフィニッシャーを打ち消したり、場に出たカードを全除去でまとめて対処してくる青系コントロールや、同じく打消しがあり早々とライフを詰めてくるディミーアローグの様なクロックパーミッションは苦手な相手になります。

また攻める速度が早いグルールアドベンチャーに対しては、グルール側がブン回るとこっちが根本原理やウギンといったキーカードを出す前にライフを削り取られるという事があり、難しいマッチアップとなっています。

 

ティムールランプを使うのをお薦めしたい人

・高マナのフィニッシャーを使いたい人

・ド派手な動きが好きな人

・ミッドレンジデッキ相手に勝ちたい人

・サルカンの様なドラゴン大好きな人

 

 

この記事が読んでくださった方の一助になれば幸いです。

以上、お読み頂きありがとうございました。

 

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